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井上靖氏詩碑

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竹本出海デザイン画

井上靖氏は、竹本出海(いずみ)の名ずけ親でもあり、出海の父、竹本辰夫の新聞記者時代の親友でありました。何度も父辰夫の終の住処である三重県熊野市に足を運んでは、小説の原案などを練ったり執筆したりと、熊野は井上氏にとって居心地の良い、心休まる所であった様です。また、井上氏は、小説や詩に熊野を題材にした「死と恋と波と」「渦」など多くの作品を世に残しています。
 この色紙に書かれた鬼ヶ城の詩は、辰夫へ送られた未発表の詩であります。熊野市観光課の方から鬼ヶ城に詩碑を建てるにあたり、鬼ヶ城の事を詠ったこの詩を是非使用したいとの事で、この美しい風景を多くの方に知っていただく為に提供させていただきました。詩碑のデザインも竹本出海が、2人の事を思い出しながら、小さい時から慣れ親しんだ鬼ヶ城に、伝説の鬼が太平洋を観ながら想いを馳せる様子を、熊野が産地の那智黒石で表現しました。
 海のから陽が生まれる、日出づる国「熊野」 の鬼は、何を考えていたのでしょうか?

  1. 煌輝の誕生
  2. GIA
  3. 冠 CROWN
  4. ミラクルポイント
  5. ゴールドツリー
  6. 花の窟
  7. 見守り
  8. 井上靖氏詩碑